【今日の英語勉強】ウーバー運転手は自分で価格を決められるようになる?
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アメリカのUberは、今までと違ってドライバーが自分で価格を決められるようにしたという。
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内容要約
ウーバー(Uber)では、カリフォルニアの新しい法律に対応する形で、ドライバー自身が価格を決定することができるという新しい機能をテストしている。これはドライバーが労働者ではなく「契約者」という観点から、ドライバーの独立性を増すための試みだとされている。
カリフォルニアの新労働法は、Uberなどの企業に対して、こういった契約者を被雇用者として雇用し、きちんと福利厚生を与えて立場を保護するように求めているが、これはUberなどの企業のビジネスモデルそのものをひっくり返すものである。そのため、こういった新しい価格付を試すことで政府と交渉している。
この新しい価格付の試みは乗客・ドライバーの両方に不確実性をもたらす。乗客からすれば、妥当な価格というものがわからなくなるという批判も出ている。
ドライバーは、同じ距離の9ドルが10ドルになるだけで、乗客からすればあまり変化がないが、ドライバーにとっては大きいという人もいる。しかし、別のドライバーはこの機能が実装された日に1.5倍のレートで設定して見たら全く乗客とマッチしなかったが、1.0に戻すとすぐにマッチしたという。
Uberは市場価格より下のレート(たとえば0.9)に設定できるようにすることも考えているが、別の識者は、これは簡単に「底辺への競争」といえる価格競争をもたらすため批判している。
このような本質的な独立性をもたらす努力がこういった契約者として労働者をマッチさせるような企業(Gig companies)によってもっと早くなされていれば、カリフォルニアの労働法も異なったかもしれないと指摘する。現在のような機能では、カリフォルニアの新労働法から免除されるには遅すぎるし、効果が小さすぎるという。