データ分析メモと北欧生活

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【ノルウェー】SbankenでBankIDが発行されない問題(銀行口座開設)

昔書いたこの記事の続きを書き忘れていたことに気がついた。

keita43a.hatenablog.com

問題:本人認証できないので口座開けない。

Sbankenで銀行口座を開こうとすると、BankIDが取得できない。(その後、口座すら開けなくなった)

ノルウェーでの公的なサービスを利用するためにはセキュリティのためにいくつかのIDが存在する。これは個人識別ID(Fødselsnummer)と紐付いているが、別物だ。

自分の税金の状態にアクセスする、ノルウェーの病院に予約を取ったりメッセージを送るHelsenorgeのアカウントにアクセスする、などのためにはセキュリティレベルの高いIDが必要で、その一つがBankIDである。BankIDは銀行口座を開けると取得でき、BankIDは一人に一つなので、いくつも口座を開いても複数のBankIDを取得できるわけではない。逆に、BankIDを持っていると別の銀行で口座を開くときに手続きが早い。

その他にもいろんなシーンで使うことがあるので、ノルウェーに住むなら必須のIDである。IDと言って物理的にカードなどが発行されるわけではなく、個人識別IDに紐付いたパスワードと銀行のワンタイムパスワード発行機で発行するパスワードを使うが、BankID取得後はスマホに登録して使えるBankID på Mobileがあるので、ワンタイムパスワード機を携帯する必要もなくなる。

店舗のないSbankenの問題。

流行りのネットバンクで手続きが早いと聞いていたのでSbankenで開いたのだが、問題は店舗のないことだった。実店舗がないので、本人の認証を郵便局(Posten)で行うというシステムになっている。アカウントを開くときに指示されたとおり、最寄りのPostenでIDをスキャンするのだが、当然IDとしては日本のパスポートしか無い。しかし、郵便局員がパスポートを何度やっても認識されないと言われる。

日本のパスポートはRFID入っているのに、と思ったけど、どうやらスキャン機自体が、ノルウェーで2010年4月以降に発行されたパスポートでないと認識されないらしい。

私が開いたとき(2018年秋)には、スキャン機が入れ替わった直後だったらしくて、郵便局員いわく”古い方法”で、物理的にパスポートのコピーを取って送付することで銀行口座自体は開けたが、それでもBankIDを取得するためにはスキャンが必要らしい。
また私の妻が後に開こうとした2020年の4月ごろは、その方法でも口座自体開くことができなくなっていた。

解決法:結局、実店舗のある銀行で開いた

ではどうするか?と、聞いたところ、公証人役場(ノルウェーでは裁判所?)に行き、パスポートが本人IDをであることを証明してもらう書類を作ってもらい、それを送れ、と言われた。

以下の記事でも、同様に苦労して公的書類を作った学生のエピソードが書かれている。
Exchange student struggles to open bank account - The Oslo Desk

すごくめんどくさそうだったので、結局DNBで作ってしまうことにした。
DNBならオンラインで申請したあと、実店舗でパスポートで認証できる。受け付けてからの時間はかかるが面倒が少ない。(BankIDを持っていれば手続きが早いらしい。BankIDを取得するための手続きなので仕方がない。。。)
留学生などはSpare Bank 1で作ってる人も多い印象。

他にどの銀行がいいのか?というのはこちらの記事も参考にご覧ください。

keita43a.hatenablog.com