前の記事で英語を勉強し直していることを書いたが、自分で継続させていくためにもここに書いていくことにした。
朝の短い時間で済ませるので簡潔になるが、現状の勉強法は以下のように進めている。
NPRでの英語勉強法
記事にピックアップ
NPR.orgでその日の記事の中から、音声付きかつスクリプト付きの記事をピックアップする。朝の時間で聞いてしまいたいので10分程度の記事を選んでいる。下記の画像のように赤い矢印で示す"Listen"があれば、音声付き、さらに緑の矢印で示す横線4本のマークがついていれば音声を書き起こしたスクリプトがついているので、聞き取れない単語等があってもチェックできる。
一回目のリスニング
一回目はスクリプトを聞きながら聞く。そこで、わからない単語や聞き慣れないフレーズ等があればさっと書き出す。まだいちいち調べない。ウェブリオなどの辞書アプリのクロームエクステンションだと、選択して調べればポップアップで出てきてそのまま単語登録できたりするので楽であるが、そういうアプリはフレーズやイディオムには弱かったりするので最近は手でさっとメモしている。もし手間がかかってしまったら一時停止したり15秒巻き戻し機能を使って全体を把握する。細かいところは気にせず「何の話をしているか」を把握するイメージ。
単語をさっと調べる。
単語やフレーズの意味を確認する程度。もし意味が複数あるなら、スクリプトと比べてどの意味が一番文脈に合っているかを確認する。
もう一度聞く。
今度はスクリプトを見ずに聞いて細かいところも把握する。
本日の記事
たとえば今日はこの記事で勉強した。
内容要約
リーマンショックから10年たち、アメリカでは景気が上向きで失業率の数値は低いにも関わらず、多くの人、とくに働き盛りの年齢の男性が職を得るのに苦労している、というニュース。
まずホストが導入を話した後、Jim Zarroliというレポーターにバトンタッチする。JimはDavidという男性について触れた後、Davidにインタビューを行う。彼は糖尿病(diabetes) によって足の一部を失ってしまったらしい。
彼と彼の奥さんのインタビューを終えた後、Jimはメリーランド大学の教授Melissaにもインタビューを行う。彼女によれば、25歳から54歳の間の雇用率は70~80年代に比べて非常に低いのだという。
その後も現代の労働スタイルに合わないDeMarcoという男性や刑務所帰りの後就職に苦労するAltieriという男性がインタビューに登場する。たった6分で複数の人がポンポンと異なる話をするのでついていくが少し大変かもしれない。
単語やフレーズ
私がひっかかった単語やフレーズは以下のとおりだ。
英語 | 意味 | 解説 |
---|---|---|
rooster's coxcomb | 鶏のとさか | DeMarcoのヘアスタイルが鶏のとさかのようだ、という言い方で |
wear on | いらだたせる | it構文でLonnaが結婚生活で物事を一緒できないのは...と言っている |
mask | 隠す | 数字だけではわからないことがある、をthe numbers mask a larger problemと表現 |
on his feet | (長時間)立っている | ずっとやっていた、みたいな意味が含まれるようだ。 |
psychic toll | 心理的なストレス | 一番最後に出てくる。 |
この記事はそこまで難しい単語はなかったが、教科書ではなくこういう本物の記事を読んで教材とするいいところは、辞書だと2番めや3番めに出てきそうな意味の言葉をさらっと自然に使っていて勉強になるところなので、知っている単語でも意味が通らなければ調べてみる価値はあるように思う。
その他英語の勉強法
英語の勉強法は、以下の本がもっともおすすめである。私の妹や妻が「英語を話せるようになりたい!」と言ってきたときにも、まずこの本を勧めた。
出版されてから長いが、長く本屋に並んでいるし、内容は納得の行くものである。
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
- 作者:森沢 洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
リスニングから、単語のボキャブラリービルディングまで広範囲をカバーしていて、若い頃がすべての項目に渡ってやった時期もあったが、最近はこの記事にように一部の勉強法や教材を自分なりにカスタマイズして勉強している。
結局英語の勉強は続けるか続けないか、が話せるようになるかならないかが分かれ目なので、自分のモチベーションの管理も重要な点になってくる。そういう意味で、自分に合った勉強法を探す一助にもなる。