データ分析メモと北欧生活

旧Untitled Note. データ分析、計量経済・統計とR、水産管理、英語勉強、海外生活などについて備忘録や自分の勉強のOutputの場所として

MENU

【ノルウェー】スタヴァンゲル旅行記2:スタヴァンゲル市街

スタヴァンゲル旅行記の続きです。


1つ目のプレーケストーレンについては以下で書きました。
keita43a.hatenablog.com


スタヴァンゲル市街についての動画も作ったので、ぜひご覧ください。

Stavanger スタヴァンゲル


スタヴァンゲルは1960年代の北海の石油開発で大きく発展した街で、その前は北海のニシン漁を中心とした漁業の町だったので、その頃の古い町並みと発展した新しい街が入り混じっているところがあります。

Gamle Stavanger (スタヴァンゲル旧市街)

1700~1800年代に造られた家が未だ残る歴史地区です。

木造で白い壁のかわいい家が立ち並ぶエリアなのですが、カラフルな花を軒先に植えている家が多く、とても映えていました。

f:id:keita43a:20200719064319j:plain

歴史地区ですが、出入りは自由です。
エリアの中にはギャラリーや、ガラス細工などのクラフトショップがあります。
今でも住んでいる方々がいるので、写真を撮るときはご注意を。

ちなみにこのエリアの中にあるノルウェー缶詰博物館に行きたかったのですが、コロナ禍の間にリノベーションしているらしく、2021年まで閉館していました。英語でのレビューでは、「石油博物館もよいけど、こちらのほうが面白い!」というコメントもあったほどなので、残念。

Skagen スカーゲン・ウォーターフロント

湾を挟んで旧市街と逆側のエリアは対象的に、古い建物を残しつつも近代的なウォーターフロントエリアになっていて、
レストランやバーが並んでいます。

f:id:keita43a:20200719065132p:plain

夏場はテラス席も多く出ているようですが、お店によってはヒーターを用意しているところもあったので、ノルウェーの夏の寒さに慣れない日本人でも安心です。

Fargegaten (Øvre Holmegate) ファルゲガーテン

Skagenより少し北東向きに進むと、地図上ではØvre Holmegateという名前のストリートがあります。
このエリアはFargegaten、ノルウェー語でカラフルストリートという愛称で呼ばれていて、
文字通りビビッドな色に染められた家々が立ち並ぶカフェ・バーエリアになっています。

f:id:keita43a:20200719065735j:plain

ノルウェー石油博物館

f:id:keita43a:20200719070929p:plain

ノルウェーは1960年代からの北海油田開発で大きく成長しましたが、スタヴァンゲルはその前線基地として発展してきました。
そんなノルウェーの石油開発の歴史が学べる博物館です。

単に石油の開発に関する工学的な解説だけではなく、石油で得た富をどう扱っているか?にも重きをおいています。
ノルウェーでは石油で得た資金を政府のファンドが運用していますが、運用先はノルウェー以外の海外のみとなっています。
これは、多くの資源国が陥った「資源の呪い」と言われる資源国の経済成長が止まる現象や「オランダ病」と言われる資源輸出に起因する為替レート上昇が製造業などの経済に影響する現象を避け、現世代が受けている恩恵を将来世代にも残すための知恵だとされています。

また、地球温暖化問題や、海底で作業するダイバーの健康問題など、石油開発の負の面にもしっかりと焦点をあてて解説しています。

f:id:keita43a:20200719070944p:plainf:id:keita43a:20200719071004p:plainf:id:keita43a:20200719071020p:plain

Byparken (ビーパルケン)

英語がわかる人だと「バイパーケン」と読みたくなりますが、ノルウェー語だとByはCityという意味なので、シティーパークという意味になります。

f:id:keita43a:20200719071219p:plain

中心にある湖の横にスタヴァンゲル大聖堂がありますが、今は工事中でした。

Sverd i Fjell (岩上の剣)

直訳すると山の上の剣、ですが、山というほどのところではないのでご安心を。

f:id:keita43a:20200719071705j:plain



スタヴァンゲル市街から少し離れたところ、車だと10分ぐらいで、バスだと20分ぐらいのところにあります。
歴史がありそうな感じですが、建てられたのは1983年。しかし、そのストーリーは北欧神話サガに基づいていて、ハラルド・フォールファグレによるノルウェーの統一が行われた872年の戦いがこのフィヨルドであったことを記念している銅像です。
3つの剣はそれぞれ、平和・融和・自由を表しています。

ノルウェーストーンヘンジ

f:id:keita43a:20200719211712j:plain

これはスタヴァンゲル市街ではなく、ヨルペラン(Jørpeland)というスタヴァンゲルとプレーケストーレンの間にある街にあるのですが、小さな島全体がJørpelandsholmenという公園になっているところがあり、たくさんのヤギが歩いています。

f:id:keita43a:20200719212805p:plain

もう一つの島の上に立てられた不思議なモニュメントがあるのですが、その形から「ノルウェーストーンヘンジ (Norwegian Stonehenge)」と呼ばれています。正式な名前はSolspeiletで、グーグルマップ上では英語でSun Mirror at Klungholmenとなっています。

f:id:keita43a:20200719212716j:plain

行き方が少しややこしくてGoogle Mapsでナビするとこの付近でバグってしまうので、スーパー(Rema 1000)を目的地にするとよいです。近所のスーパーやショッピングモールの駐車場に車を停めてから、徒歩で以下のボートセンターみたいなところの横の路地を抜けて橋に向かいます。

その他

他にも植物園にも行きましたが、ちょっと広めの公園という感じで、観光に来てわざわざ行くほどのところではなかったです。

今回は時間や天候の都合で行けていませんが、少し足を伸ばしたところにあるソラ・ビーチや、石器時代のファームバイキングハウスなんてのもあります。

すこしお金に余裕がある方には、庭園とディナー付きフィヨルドツアーなんていかがでしょうか?